初めてのCWEで車両が取れた人は運が良いと思う。
単純に他を圧倒する技量があったから?
外的要因で多くの日本人クランが車両を取れたから?
驚くようなコミュニケーション力があったから?
色々理由はあると思うが一番の要素は「運」だと思う。
外部から一見盤石に見える集団も多くの危険を孕んでいる。
順調のときは問題ないが危機に瀕したときにその集団の真価は問われる。
ストレス、プレッシャー、不安そういった物が重なるのがCWEだと思う。
そういったネガティブな要素に真正面から向き合う羽目になるのは
小なる者で指揮官、大なる者はクランマスターになる。
オンラインゲームにおける指揮官、クランマスターという存在は
個人の趣味の範疇のボランティアだ。別に誰かからお金を貰っている訳ではない。
それでもCWEでは多くの兵士から報酬車両と言う果実を期待される。
結果として指揮官は長時間に渡ってプライベートの時間を削って
タクティクスの研究と作成に時間を取られることになる。
それは兵士が進撃戦に拘束される時間の何倍もの時間になるだろう。
クランマスターは多種多様な色彩の兵士たちを1つの目標に向けて
団結させる事が求められる。60人~80人の人間をコントロールすることは
人によってはそもそも「出来ない」行為ですらあると思う。
悲しい事に清濁を併せ呑める器量は一握りの人間しか持ち合わせてはいない。
勝てない事によるストレスに耐えながら何度も反省と改善を繰り返し。
結果と言うプレッシャーに潰されないだけの冷静な計算と判断力。
周囲に自らの不安を悟られない落ち着いた振る舞いと演技力。
多くの要素が上に立つ者に求められる。
少なくともボランティアで周囲に期待され、強いられる量ではないと思う。
私は直近の2度のCWEに参加して、そう感じた。
人は責任から遠ざかれば遠ざかるほど無責任に優しい事が言える。
言いたくないこと、雰囲気を壊す一言、悲しい事に責任に近い人間は
そういった言葉を使わない訳にはいかなくなると思う。
私は引上げの断念なんてことを口に出して伝えたくはない。
何人を王と仰ぐのか。
何人に対して忠誠と献身を払うのか。
そして王は対価を与えるだけの力があるのか。
実は兵士に最も求められるのは実力ではなく「人を見る目」なのかもしれませんね。
初めてのCWEで車両が取れた人はそういう意味で「運がいい」と思う。
今回の日記は指揮官、運営といった人々がどれだけ苦労しているか考えてみた。
少なくとも私はやりたいとは思いませんね。
もしCWEが終わってまだ感謝の言葉を伝えられてなかったら
1度そういった機会を設けてみるのは如何でしょうか。
なお私は絶賛最終日に迷惑をかけた側の模様