人の性格の変化は分かりやすく外見が変わればいいがそうとは限らない。
特に時の流れ、環境の変化によって性格が変わった場合は非常にわかり難い。
本人すら気づいていない場合も、逆に本人だけは気づいている場合もあると思う。
私のアカウントの作成日は2013年10月7日。
今まで何度かリアルの都合で休止と復帰を繰り返してきた。
昔は駆逐や自走が大好きだった。
どれだけ味方を盾にしようが、そんな事はどうでもいい。
自分のスコアさえ出ればそれで十分優越感に浸れた。
しかし何時からか軽戦車が大好きになった。
それは自分がリアルで部下を持つようになって、
部下が働きやすいようにマニュアルや環境を整備したり、
新人に仕事と言うものを教えるようになってからだと思う。
軽戦車は全ての車種の中で一番最初にリスクを払う。
率先して自身を危険に晒して、後方の味方を視界で守る。
視界で優勢を取れれば味方は敵を安全な位置から圧倒できる。
「誰かに依存しなくて済む割合が少ない」そこが私の性格にあってると思う。
私が頑なに「報酬車両は実力で取りたい」そう言うのは裏を返せば
他者に依存して、借りを作り、助けられたくないという性格の裏返しだと思う。
誰かに頼って、依存しないで戦っていたい。自立していたい。
考え方の変化が好きな車種の変更程度ならまだ良いと思う。
けど実際は7年もWOTをプレイしていれば考え方は他にも変わっていく。
1つのクランに長くいることは気楽なもので居心地はどんどん良くなるだろう。
ただDOLAが爆発して多くの知人のIN率が下がったとき私は途方に暮れた。
しかし、そういう考え方はSTRVに入ってから変わった。
TK-JZには多くの良い所があったが、STRVもまた違った良さがあった。
新しく出会う多くの人たちは年齢に関わらず、私にはないものを持っていたし、
そこで出会った人たちに集団戦の深さと面白さを教わった。
元々内向的だった私はいつしか軍団兵で色々なクランを回るようになった。
STRVから出て更なる刺激を考えるようになったのは2020年の1月くらい
からだと思う。夏のCWEで車両を取らせてもらった以上は次のCWEまでは
残って、本格参加出来なくても頭数としては出れるようにしているつもりだった。
次の居候先を探すことにDOLAを抜けた時ほどの恐怖感はなかった。
軍団兵で多くのクランを回って、CWEで車両を取った経験は自分を強くしていた。
霊園というクランに来たのは突き詰めたら思い付きかもしれない。
「何回か軍団兵でいった進撃戦で好感の持てる雰囲気と指揮だった」
たったそれだけの理由といえばそれだけの理由。
クラマスは有名な方だったが、何度か配信を見たことがある程度の知識だった。
私はここでもSTRVと同様に好感の持てる人、尊敬できる部分を持つ人を見つけた。
たぶん私はこういう出会いからまた新しい考え方を学んでいくんだろうと思う。
ただ同時に過去を否定する気はない。
クランが別れたとはいえ、絶縁する気もない。
今でも登山部の人達は好きだし、STRVの人達が車両を取れれば純粋に嬉しい。
霊園の人達と11Bの人達の事も今回のCWEでたくさん学べた。
私のモットーは「離れ離れになってこそ、その人との繋がりの強さが分かる」
私と言う人間を面倒臭がらずに相も変わらず関わってくれる人がいる。
100人のうち5人でも私を好んで長く付き合ってくれたらそれで十分幸せだと思う。
他人から見て私という人間が変わっていない部分もたくさんあると思う。
ただ同時にいつの間にか変わっている部分もある。月日がそうさせたかもしれない。
良いか悪いかは別としていつまでも同じ位置で立ち止まれはしない。
今回報酬車両が獲得出来たことはその延長線上なのかなと思う。
昔の私なら恐らく取れていない。
変化を恐れる訳にはいかないんだと思う。